結婚を考えるとき、どうしても気になるのが「彼と一緒に、ちゃんと生活していける?」というお金のリアル。とくに、自衛隊・消防士・警察官など“安定職”の男性と出会うと、周りからは「公務員なら安心じゃん!」と言われてしまいますが、実際のところどれくらい余裕があるのかは、正直わかりにくいですよね。
「初任給は?」「手当ってどれくらい付くの?」「官舎や宿舎に住むと生活費はどのくらい下がる?」など、婚活中の女性が不安に思うポイントは、実は“年収の数字だけでは見えない部分”。
また、生活費のかかり方や家族との時間の使い方も、職種によってまったく異なります。
そこで今回は、「自衛隊」「消防士」「警察官」それぞれの収入・手当・生活費を、リアルに比較。“結婚後の暮らし”をイメージしやすくする内容をまとめました。
早速、“3つの公務員男子のお金のリアル”を見ていきましょう。
知らないと後悔する?結婚前に“お金のリアル”をチェックすべき理由

結婚を考えるとき、つい「公務員=安定しているし大丈夫そう」と思ってしまいがち。しかし、実際のところ“結婚後の生活レベル”は、年収の額面よりも手当・住居費・働き方によって異なります。
つまり、「安定=リッチ」とは限りません。
たとえ給与が公務員として平均以上でも、住居費・手当・転勤・出張・家族構成によって、実際に手元に残るお金は大きく変動します。
とくに二人暮らしや将来の子育てを想定するなら、以下のような“生活の現実”を知っておくことが大切です。
- どんな手当があるのか
- どれくらい生活費がかかるのか
- 住まいは官舎/宿舎なのか
- 30代でどれくらい貯められるのか
結婚前に「どんな出費があるのか」「彼の職種ではどれくらい手当や昇給が見込めるのか」を把握しておくだけで、将来の不安はかなり軽くなります。
気になる公務員男子のお金の事情
続いては、気になる公務員男子のお金の事情を見ていきましょう。
自衛隊のリアルなお金事情

自衛隊の基本給は高卒入隊の場合、初任給が約198,800円。大卒の場合は約243,500円からスタートというデータがあります。ただし、地域や所属する部隊によって異なるので、一概には言い切れません。また、20代前半の士・曹クラスで、手当込みで年収300万円前後が目安。20代後半になると年収400万円台に乗るケースもあります。
手当の種類としては、「地域手当」や「住居手当」「扶養手当」「通勤手当」「寒冷地手当」「特殊勤務手当」などが基本。勤務地・基地・配属によっては「航海手当」「航空手当」「潜水艦乗組手当」など特殊な手当が上乗せされる場合もあるでしょう。
さらに、任務特性上、災害派遣・海外派遣・離島・極地勤務などでは「特殊勤務手当」「海外派遣手当」「寒冷地手当」「地域手当率アップ」などが支給されるケースも。基本給がやや少ないと感じる場合でも、「配属先・勤務地・任務内容」によって収入に差が出るので、同じ職種でも手当の付き方・条件が違うと可処分収入が大きく変わります。
消防士のリアルなお金事情

消防士の基本給は、高卒で約264,700円、大卒で約302,100円(※)です。消防士は業務の特性から「出動手当」「緊急出動手当」「救出救助手当」「夜間緊急招集手当」「火災調査手当」など多様な手当が支給されるのが特徴。とくに24時間勤務のある職場では深夜帯の勤務が発生するため、その分の手当が加算され、月収に差が出るケースも少なくありません。
また、消防士は地方公務員としての安定した給与体系を持ち、昇給も毎年コツコツと積み上がる仕組みがあります。勤務経験を重ねていくと隊長・小隊長など役職手当がつくケースも。人によっては時間外手当が増える月もあり、「手当の多さ=収入の伸びやすさ」という点で魅力的な職種ともいえるでしょう。
警察官のリアルなお金事情

警察官の基本給は、警視庁の採用サイトによるとⅠ類採用者の初任給は約302,100円、II類採用者は約264,700円。年収例として、実務2年目で約6,152,000円というデータがあります。しかし、別の地方警察では、大学卒初任給で約248,800円、短大卒234,600円、高校卒216,400円というデータも。つまり、警察官は学歴・採用区分・勤務地などで初任給・月給・昇給ペースに差があります。
警察官は、勤務上の特殊性から「特殊勤務手当」「時間外勤務手当」「宿日直手当」「夜間勤務手当」「休日勤務手当」などが加算されるのが一般的。手当や勤務実態によって可処分所得に差が出る点、要チェックです。
また、30代前半・中盤にかけて「昇任・号俸上昇・手当増加」によって収入が伸びる可能性があるのも警察官の特徴。賃貸アパートやマンションに入居した場合に、住居手当(上限あり)が支給されたり、育児休業・育児短時間勤務などの制度があったりするので、子育てがしやすい職種といえます。
どこでお金がかかる?結婚生活で注意したいライフイベント費用

公務員と結婚や同棲を考えるなら、収入だけでなく支出・ライフイベントを押さえておくのもポイントです。ここからは、結婚生活前に確認しておきたいライフイベント費用を見ていきましょう。
結婚:引っ越し・家具家電
2人で住むなら、住居費+引っ越し費用+家具・家電を揃えるコストが発生します。とくに「転勤あり・勤務地変動あり」の職種(例:自衛隊・警察官)では、引っ越し費用・家賃補助の可否を確認しておきましょう。住居が安く済む(官舎・宿舎制度がある)職種の場合、ここでの支出を抑えられます。
出産:出産手当金・育休給付
将来的に子どものことを考えているなら、出産・育児・保育などの費用を視野に入れるのもポイント。公務員は「育児休暇・子ども手当」など制度が整っているケースが多いですが、住居・通勤・勤務地が変わると支出が増えることもあります。また配偶者の勤務体系(夜勤・交番・24時間勤務)によっては、育児対応・共働きの可否・保育園の選び方にも影響するので、事前に働き方を考えておくことも重要です。
子育て:保活・転勤リスク
子どもができると、保育園・幼稚園・学童・習い事など支出が増えます。とくに、保育料・補助は自治体によって異なります。また自衛隊や警察官は配属先によって「転勤・配置換え」がある職種。転居を伴う可能性があると、住居費・通勤費・地域手当・引っ越しコストが都度発生するため、家計の変動リスクを把握しておきましょう。
住宅購入:宿舎からマイホームへの移行
官舎・宿舎制度がある職種(自衛隊・警察官)なら、当初住居コストが抑えられるメリットがあります。ただし「マイホーム購入」を検討するなら、昇給・号俸・手当の増加を確認しておくと安心です。30代〜40代で住宅ローンを抱えるケースが多いため、可処分所得・貯蓄可能額をモデル化しておくと“無理なく返済できるか”が見えてきます。
彼のお金事情や生活スタイルでわかる!“自分に合う公務員男子”
婚活に励むなら、女性目線で「暮らし・将来設計」に合う職種をチェックしておくのもおすすめです。最後に、お金事情や生活スタイルからみる“自分に合う公務員男子”の特徴を紹介します。
自衛隊

自衛隊の男性は、結婚相手として“堅実で生活が安定している”と人気の高い職種です。大きな魅力は、官舎に住める可能性があり家賃が抑えられること。また、基地内の「隊食」を利用すれば食費も安く済むため、20代のうちから貯金を増やしやすいというメリットがあります。
一方で、転勤や基地異動、訓練・夜勤など自衛隊ならではの働き方もあるため、生活リズムや勤務地の変化を受け入れられるかは事前に確認しておきたいポイント。それでも、固定費が低い暮らしは大きな安心材料になり、結婚後の家計にもゆとりが生まれやすい職種といえます。
消防士

消防士の男性は「頼りがいがあって家族思い」というイメージどおり、結婚相手としても人気の高い職種です。勤務は24時間交替制が基本で、非番の日は丸1日一緒に過ごせるため、「夫と過ごす時間を大切にしたい」女性にとって相性のよいライフスタイルです。
また、住居手当や福利厚生がしっかりしている自治体が多く、地域密着で転勤も少ないため、地元で落ち着いた暮らしを望む人に向いています。一方で、緊急出動や夜勤など体力的な負担も大きいため、家庭内でのサポートも必要。とはいえ、安定した収入と“家族との時間を作りやすい働き方”は、結婚後の安心感につながるはずです。
警察官

警察官の男性は、昇給や昇進が階級制で明確なため、将来の収入がイメージしやすく、長期的な安定感を求める女性にぴったりの職種です。宿舎や借り上げ住宅制度が整っている自治体も多く、住居費を抑えて計画的に貯蓄しやすいのも魅力のひとつ。30代に入ると昇任によって収入が上がりやすく、住宅購入や子育ての資金計画が立てやすい傾向があります。
一方で、夜勤・交番勤務・突発的な呼び出しなど不規則な勤務も多いため、生活リズムのすれ違いをどう工夫するかが大切になるでしょう。その点を踏まえても、警察官は長く安定した暮らしを築けるパートナーとして、結婚相手に選ばれやすい職種といえます。
まとめ
公務員男子との結婚で本当に大切なのは、年収の数字だけでなく、手当・住居費・働き方を含めた“リアルなお金の流れ”を知ることです。自衛隊は官舎や隊食で固定費が抑えられ、賢く貯金したい女性にぴったり。消防士は手当が豊富で転勤も少なく、地元で家族の時間を大切にしたいタイプと好相性。警察官は階級制で収入が伸びやすく、長期的な家計設計を重視する女性と相性のよい職種です。
どの職種にも魅力があり、あなたの価値観によって“合う相手”は変わります。結婚後の暮らしをイメージしておくことで、不安が軽くなり、彼との未来もぐっと描きやすくなるはず。
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