基地・駐屯地紹介

平成29年 第1空挺団 降下訓練始め

こんにちは!自衛隊サポーターズのAyumiです。
パイロットの操縦教育を目的とする基地「静浜基地」の近くで育ち、小さい頃から飛行機と共に過ごしてきました。皆さんご存知のブルーインパルスが大好きで全国の航空祭に足を運んでいます。
私が訪れた、様々なミリタリーイベントの魅力を女性目線でお伝えしていきたいと思います!

2017年を迎え、早くも1ヶ月が過ぎようとしています。
寒い日が続きますが皆さんはいかがお過ごしですか?

毎週のように出かけていた航空祭も12月でひと段落し、のんびりとお正月を過ごした後は…ミリタリーファンお待ちかねのこのイベント! 「第1空挺団降下訓練始め」に行ってきました。
航空祭でも見かけることの多い“第一空挺団”。その魅力に迫るべく、イベントの様子をお届けします!

第一空挺団とは、 陸上自衛隊の中の中央即応集団所属の空挺部隊です。
千葉県の習志野駐屯地に属し、陸上自衛隊の中でも唯一の落下傘部隊!!
”精鋭無比”を掲げるスペシャリストたちであり、侵略の対処をはじめ災害派遣や国際協力活動など幅広く活躍されています。
そのたくましい姿に女性ファンも多いのではないでしょうか?!

今回初めて訪れた習志野駐屯地。思いのほか、都心からのアクセスも良くスムーズに到着!
こんな街中に本当に駐屯地があるの…?と半信半疑で進むと、敷地内に入った瞬間、別世界。

さすが演習場というだけあって、とにかく広い!見渡す限り何もありません。

開門前から並び、開門と同時くらいに入場してもすでに人の嵐!!

観覧席はこのような堤防の上です。
隅ではありますが…なんとか最前列をゲット☆ 訓練開始まで時間に余裕もあったので、売店に遊びに行ってみました。

他のイベント同様、飲食やグッズの売店がずらっと立ち並びます。

第一空挺団のオリジナルカレンダーを発見!写真がとってもカッコイイのですが、すでに航空自衛隊カレンダーをたくさん持っているので我慢(^_^;)

その他、航空イベントではあまり見かけない、迷彩ジャンパーや…

可愛いフィギュアの小物。こちらの商品はものすごく人気でした!(私も1つ購入☆)

そしてミリタリーファンにお馴染みの売店「KAZARI隊.com」。

今回も降下訓練はじめの記念パッチなどを販売していました。来場記念のものは早々に完売!
その後、自衛隊広報ブースに立ち寄ると…可愛い女性自衛官が!

千葉未来さんです。
実はこちら、千葉地方本部のイメージキャラクター。海上自衛官だそうです。

続いて登場したのはプレイボーイ気味?!の千葉翔くん。
航空自衛官です。

なぜかお土産に、子供向けに配布入していた3兄弟のシールをいただきました(笑)

最後に売店では、お正月明けらしく”お雑煮”をいただき、腹ごしらえも完璧!
そうこうしているうちに、いよいよ降下訓練が始まります。

観覧席に戻るとさらに凄い人の!!
カメラをスタンバイ。空挺団ということで望遠カメラを持っていきましたよ!

まずは安全に訓練を始めるための準備から。気象予測をする黒い気球のようなものが上空に上がり、降下訓練の実施可否とヘリの誘導位置の確認を行うところからスタートです。この日は生憎の曇り空でしたが、無事にスタート。

輸送ヘリコプター「CH-47」から、空挺団長をはじめ、大隊長、中隊長クラスの人の降下訓練から始まります。酉年にちなんで、年男チームの降下もありました!

降下の様子はこんな感じ。

テンポよく飛び出したらあっという間に着陸です。
それもそのはず、時速210kmのスピードの中、地上340mの高さから飛び降りるのと一緒だそう!
これは新幹線の速さの中、東京タワーから飛び降りるという…なんとまぁ、一般人には信じられないシュチュエーションです。

入間基地でお馴染みの輸送機「C-1」!

小牧基地の「C-130H」も登場し、果敢に飛び降りていきます。

ちなみに今回気になったのは“パラシュートの種類”
今回のイベントだけでも様々なタイプを見ることができました!

こちらは、フランスで開発された「空挺傘696M1」というタイプのパラシュート。通称「12傘(ひとにいさん)」と呼ばれているそう!(平成12年に採用されたからとか…)
この12傘が現在主に使用されているようです!

こちらは新型の「13式空挺傘」。通称13傘(ひとさんさん)です。
旧型よりも安全性が高く、降下の間隔を詰めて飛ぶことができるそう!
なるほど、だからテンポよく飛び出していける訳だと一人納得。

そしてこの後待っていたのが衝撃の光景…

ドーン!と20連続!!!!!

本番当日は曇り空だったため、前日の予行時(快晴)の写真を撮影した友人からいただいた写真で、その迫力をお伝えしています。
航空祭でも何度か見てきた降下の様子。ですが目の前の20ものパラシュートはまさに未知の世界!
まるでクラゲがゆらゆら揺れているような…(笑)
なんとも不思議な光景ですが、観覧席からは感嘆の声が多くあがっていました。

降下訓練がひと段落したところで、第2部としてはじまったのが「バトラーを使用した戦闘訓練展示」。
ん、バトラ…ー??初めて聞いた言葉ですが、こちら交戦用訓練装置の通称だそう。レーザー光線を使用して、命中弾を判定する装置です。
事前に空挺団内で予選を行い、勝ち抜いた上位2チームの決勝戦を見学しました。

赤青チームに分かれて早速スタートです!

対戦車ヘリコプター「AH-1S」などが登場。

「CH-47」によって運ばれてきたのは偵察部隊のオートバイ!6台ほど搭載されていました。以前に体験搭乗もしたことがあるCH-47。確かに機内は広かった!

こちらは“リベリング”という技術で隊員を降ろす様子。かなりの高さですがスルスルっと降りて行きます。

息つく間もなくスタンバイ。

驚いたのはこちら!
高機動車(重迫牽引車)と120mm迫撃砲を懸吊しています。なんと、重さ8トンまで運べるそう!
こういった輸送方法を”スリング輸送”と呼ぶそうで、輸送手段が限られる場合に特に重宝するのだとか。

迫撃砲陣営の準備をし、敵陣へどんどん攻め込んでいきます。

私が観覧していた場所からは、はっきりとは確認することができませんでしたが…今回は青チームの勝利!

富士総合火力演習とはまた違った、面白さがありました☆

無事に訓練を終え、指揮官のもとに報告の為全員集合!

この日はものすご~く寒くて、なかなか見るだけでも過酷な訓練展示でしたが、ここでしか見ることのできない空挺団の魅力を発見でききた素敵なイベントでした。

こちらは訓練終了後に見せていただいた、パラシュートの検査記録シート。
各パラシュートを最後に検査した人の名前を記載するそう。訓練を見終えた後だからこそ、改めて安全さの重要性を深く感じることができました。
最後におまけ…

せっかく千葉まで来たので…ということで、一緒に行った友人お薦めの中華料理店での1ショット☆
市川の「ひさご亭」というお店です。

第一空挺団の魅力、感じていただけましたでしょうか?
一目見てみたい!という方にお薦めなのが、4月頃に行われる「習志野駐屯地桜まつり」や夏時期に行われる「習志野夏まつり」。色々な催しものがあるので、友達と恋人と出かけてみても楽しいと思います!
もちろん、恋活・婚活中の方も、ぜひ日本一の精鋭部隊を見に行ってみてくださいね♪

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