女子にもわかる自衛隊

ドラマ『リコカツ』にみる自衛隊員男性との婚活について

最近テレビ放送されたドラマ『リコカツ』をご覧になって、自衛隊との結婚もいいかもと思われた方も多いかもしれません。あるいは反対に、このドラマをみて、自衛隊との婚活なんてありえないと反旗を翻した方もいるかもしれません。以前から自衛隊婚活に興味があった方はもちろん、自衛隊婚活には興味がなかった方も『リコカツ』を参考にして自衛隊婚活を考えてみましょう。

『リコカツ』のストーリー

結婚したのは間違いだった…?
運命的な出会いをし、“交際ゼロ日婚”した二人が早くも離婚!?
出版社に勤務する編集者・北川景子と自衛官一家の長男・永山瑛太が送る離婚から始まるラブストーリー!(『リコカツ』公式HPより参照)

運命の出会いにより結ばれたキャリアウーマン 緒原咲(北川景子)と自衛官 緒原紘一(永山瑛太)のラブストーリーです。交際ゼロ日婚をした2人は、新婚早々に、価値観の違いや生活感の違いにより、リコカツを始めることになりました。この離婚に向かう過程で巻き起こるトラブルやハプニングが描かれています。ドラマのエンドでは、本当に離婚してしまうのか、あるいは新たな関係を築いていくのか、そんな模様が描かれています。
婚活中の皆さんにとって見どころとなるのが、永山瑛太演じる紘一の独自のキャラクター(自衛隊キャラ)や生育環境です。紘一は、父と祖父も自衛官という厳しい規律の家庭で育ちました。反して、北川景子演じる咲は、華やかなファッション業界で活躍するキャリアウーマンです。

緒原咲(おばら さき)…役:北川景子
『リコカツ』のヒロイン。年齢33才。ファッション誌「marie claire mode」の敏腕編集者。
緒原紘一(おばら こういち)…役:永山瑛太
咲の夫。航空自衛隊に所属する自衛官。融通のきかない一直線すぎる性格。

自衛隊員とキャリアウーマンの結婚

『リコカツ』は、自衛隊員とキャリアウーマンの結婚や離婚がテーマのドラマなのですが、実際にはどうなのでしょうか?
実際的な話をしますと、この組み合わせは比較的少ないのが現状です。ドラマでも描かれているように、自衛隊員の時間はとてもタイトで毎日が分刻みです。規則正しい生活で、戒律が厳しい世界なので、忙しい女性がそれに合わせるのは困難です。キャリアウーマンの方も同様に、毎日が忙しく相手に合わせることが難しいです。相性はあまり良くなくすれ違い生活になりがちです。
職業的にはどのような方が自衛隊員の妻に合っているのでしょうか。

会社員:◯or△
会社員の方にもいろいろあると思いますが、事務系の方は向いています。9時5時、土日休み、残業ゼロのような方であれば、スケジュールが立てやすいです。勤務時間や休みが決まっているので、たとえ相手に100%合わせることができなくても、事前にそれが決まっているので予定が立てやすいです。一方で、販売職や営業職のような時間が不定で、シフト勤務の場合は、自衛隊員の方に合わせにくいです。

公務員:◎or◯
公務員の方は、仕事的にはかなり負担が少なめで、時間も決まっています。ですので、事務系会社員の方と同様にスケジュールしやすいです。相手と100%合わせられなくても、事前にわかっていれば、お互いにサポートして生活していけます。唯一の心配は、自衛隊員の方に転勤があることです。公務員の方は産休や育休などが充実しているので、子育てはしやすい環境ですが、勤務地の希望などはあまり融通効かないので、そうなった時は別居になる可能性もあります。

フリーランス:◎
フリーランスで、自宅で業務をしている方は、かなりマッチングしています。このような方は、自分で勤務時間が決められるので、相手の勤務時間や休みに合わせて、仕事ができるのでかなり有利です。転勤も対応可能です。

介護職・ナース:◯
介護職やナースでも、正社員でなくパート勤務などであればかなり時間的な自由度は高いと思います。時間的には希望が出せるので、相手に合わせることは不可能ではありません。ただ、このようなお仕事は精神的にかなりハードな部分があるので、自衛隊員もまた同じように精神的にハードであることを考えると、互いに息つく暇がなく、どちらかというと互いにゆっくりできないかもしれません。
ですが、全国どこに転勤しても介護や看護の仕事はあるため、結婚後は相性が良いと言えます。

アルバイト/パート:◎
時間的に余裕のあるコンビニや販売などのアルバイトであれば、あらかじめ希望シフトを出せるので、相手の勤務時間によって融通を効かせることができるので良いかもしれません。

そもそも仕事は続けられるのか?

『リコカツ』の主人公はお互いに仕事を続けている共働き夫婦です。ですが、そもそも自衛隊妻は仕事を続けられるのでしょうか。家庭に入り、しっかり家庭を守っていくのが本来の姿ではないかという考え方もあるでしょう。
これについては、そういう考え方の人も多く、結婚後は仕事をやめて家庭に入る人もいます。または正社員からパート・アルバイトなどの雇用形態に変える人もいます。自衛隊員は転勤の可能性が高く、正社員としての仕事の継続が難しいことも理由の一つです。このように結婚後はなんらかの形で変更を余儀なくされることが多いので、その配偶者としては仕事を第一優先にしている人はそもそもあまり向いていないとも言えます。
結婚後すぐに仕事を変えなければならない、専業主婦にならなければいけないというほど即座に対応を求められるわけではありませんが、遅かれ早かれいつかは影響が出てくるものなので、その時の心づもりは必要です。仕事の融通はつけられる、仕事についてはある程度の譲歩はできるという考えの人でないと難しいです。

交際0日婚はほんと?

『リコカツ』では、2人の出会いは雪山でした。5年付き合っていた彼と別れた咲が、傷心で訪れた雪山で出会ったのが紘一です。これが運命的の出会いとなりました。出会ってすぐに二人は心を決め、なんと交際0日で結婚をすることになりました。
ここで注目したいのが、交際0日婚です。自衛隊婚活をしている方は、そんなことが本当にあるのかと疑問に思うかもしれません。例えば、自衛隊婚活でお見合いやパーティーなどで、出会ったその日に運命を感じ、結婚を決める、そんなことがあるのだろうかと。実際には、婚活の場ではこういうことはほとんどありません。もちろん実生活でも、こういう話は良く聞きますが、ごく稀なケースです。そう簡単にこんな幸運が訪れることはないでしょう。

自衛隊員の方は、真面目で一途な方が多いので、初めてのお見合いをして、すぐに気持ちを固めることはありえます。お見合いを10回、20回と繰り返し、女性をえり好みすることはあまりありません。数回のお見合いで決心される方が多いので、初めてのお見合いで心を決めることは大いにあり得ることです。女性慣れしていないということもあって、それほど多数の女性と会うことも希望しておらず、決めたらすぐに行動に移すのもドラマとは一致しています。
ただ、他方では慎重に準備をして、職場での根回しをしっかりしてから話を進めないといけないので事実上は難しいです。

自衛隊員の生活習慣ってほんと?

『リコカツ』では、紘一の自衛隊員ならでは生活習慣や性格的な特性が描かれていました。
紘一は寝起きに家訓である五省を唱和するのが日課となっていました。表現や言い回しにも特徴があり、右、左ではなく3時の方向、9時の方向など、自衛隊用語を使います。自宅での洋服も機能面を重視しており、基地内の売店で買ったものを自宅でも着用していました。外出時はいつでも両手が使えるようにリュックサックを背負っていました。かなり誇張しているようですが、多かれ少なかれこういった習慣が生活のなかで垣間見えることはありえます。
配偶者としては、そういうところがあることを理解しておけばいいので、彼の流儀に完全に従う必要はありません。そういう生活習慣の人が家族にいる、と割り切ってしまえばよいのです。彼の方も今までは一人だったので誰かの習慣に合わせる必要がありませんでした。ですが結婚後は家族との生活に馴染んで習慣も変化していくことでしょう。

実家も自衛官?

『リコカツ』では、紘一の父親も祖父も自衛官で、自衛官一家という設定でした。そういう一家で厳格に育てたられた紘一も自衛官的特性が強い性格でした。実際にこういうケースは少なくありません。最近はそうとばかりも言えず、サラリーマン家庭などで育って自衛官になる人も多いので、ケースバイケースです。もし自衛隊一家にお嫁に行くのであれば、そういった親戚付き合いが増えるかもしれません。

離婚は多いの?

『リコカツ』では、紘一と咲が離婚に向けて試行錯誤していく様子が描かれていました。実際に自衛隊員の離婚は多いのかも気になるポイントです。最近は自衛隊員でも離婚する人が増えているというのは事実です。ただ、これは自衛隊員だから多いというよりは、世間一般的に離婚が増えているので、自衛隊員も他ではないということです。特段に自衛隊員の離婚率が高いというわけではありません。また『リコカツ』の二人のように、即離婚というケースは少ないです。自衛隊員という職業柄、自宅を不在にすることが多い、時間的に不規則で互いに共通する時間を持ちにくいというようなことが離婚の要因になりがちです。ですが究極的にはやはり相性の問題になります。

まとめ


今回は、ドラマ『リコカツ』の主人公自衛隊員を通して、自衛隊員の新しい結婚や離婚のあり方を見てきました。自衛隊員といえば、厳格な性格や厳しい生活制限があり、パートナーとしては自分もそれに合わせなければならないので大変というイメージがありました。ですがこのドラマで描かれたように、女性も自分らしさを保ちながら新しいパートナーシップが築けるかもしれません。こういう新しい形の自衛隊員との結婚が今後増えてくるかもしれません。

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