女子にもわかる自衛隊

自衛官との会話に困ったらこの質問!

せっかく自衛官と会えたのに、会話が続かない……

自衛官との恋活をしている女性の方からよく受ける相談があります。それは「会話がなかなか続かないんだけど、どうしたらいいの?」。パーティーや合コンなどで、せっかく自衛官と知り合う機会を持てたのに、会話が上手くいかないという相談です。会話が続かなかったら盛り上がらないですし、距離が縮まりませんよね。
そこで今回は、出会いの場で自衛官との会話に困ったときの対処法をお教えします。少しでもお役立て頂けると嬉しいです。

理由の一つは、自衛隊に女性が少ないから!

そもそもなぜ、自衛官と会話が続かないのか……?その答えは、「自衛官は女性慣れしていないから」だと思います。女性の場合でも、職場に男性が極端に少なく「男性と会話すると緊張してしまう」という方はいますよね。
女性自衛官の人数は増加傾向にあるものの、まだまだ少なく、自衛官のうち女性の割合は約6%。ですので、「自衛官は職場で女性慣れしていない」と言えるかと思います。
しかし、「全員が女性慣れしていない」わけではありません。女性自衛官の数が6%よりはるかに多く、半数とまではいかなくてもそれなりの人数がいる部隊もあります。もちろん、逆に「女性が一人もいない」という部隊も。
どんな部隊には女性がたくさんいて、どんな部隊には一人もいなくて……を詳細に説明すると難しくなってしまうので、そのヒントとしてあることに注目しましょう。それは、「超戦いそうな部隊かそうでないか」。

見分け方のポイントは「超」と感じるか否か!

「超戦いそうな部隊かそうでないか」といってもピンときにくいかもしれませんが、素直にざっくりと考えてみてください。例えば、「戦車の部隊」と聞くと、「超戦いそう」ですよね。逆に「会計の仕事」と聞くと、そうではなさそうですよね。もちろん、会計のお仕事をしている隊員も“戦う”任務はあるのですが、イメージとして「超」ではない感じがしますよね。
自衛隊では、「超戦いそうな部隊」に女性が少なく、そうではない部隊に女性が多い傾向があります(もちろん例外はあるのですが)。ですので、もし会話に困ったら、お相手に「どんなお仕事をしているんですか?」と聞いて、もし「超戦いそうな部隊」のイメージに近い答えが返ってきたら、「女性が少なさそうな部隊だな。会話が上手く弾まないのは、女性慣れをしていないからかもしれないな」と考えると良いかと思います。「なんで会話が続かないんだろう」と悩むよりも、少しでも理由となりそうなものが分かれば安心するものですから。

会話のきっかけは見えても、その後が……?

「どんなお仕事をしているんですか?」。これは何も自衛官に限らず、どんなシーンでも会話の糸口となる鉄板の質問です。ここから「なるほど、そういうお仕事をしているんですね」と会話が弾んでいく……と思いきや、自衛官の場合は一筋縄ではいかないことが多々あります。なぜなら、仕事内容が分かりにくいから!
例えば……。ある自衛官の方に「どんなお仕事をしているんですか?」と聞いて、返ってきた答えが「施設部隊です」だったとします。この返答で、みなさんは「どんなお仕事をしているのか」が分かるでしょうか?
また、別の自衛官は「化学部隊です」、そしてある自衛官は「通信部隊です」と答えることもあるでしょう。それぞれ、どんなお仕事か分かりますか?

大事なのは、最初の一歩で納得しないこと!

「施設」「化学」「通信」という言葉はみなさんも馴染みがあると思います。ですので、「通信部隊です」と言われたら「そうなんですね」と答えなきゃいけないような気持ちになってしまいますが、ここで「そうなんですね」と納得してはいけません。
以前、相談を受けたある女性は「合コンの相手が『通信部隊だ』って言ってたからパソコンの仕事をしてるんだと思った」そうですが、大間違いです。もちろん、パソコンを全く使わないわけではありませんが「通信部隊=パソコンのお仕事」ではありません。この女性は「いろいろ仕事の話は聞いたけど、結局、相手がどんな仕事をしているのか分からなかった」と言っていましたが、これは「通信部隊=パソコンのお仕事」という発想を持ってしまったがために、その後の会話が噛み合わないまま終わってしまったパターンです。最初の一歩がズレていたんですね。

次の質問も、「どんなお仕事してるんですか?」

最初の一歩がズレないために……必要なのは、相手に「○○部隊です」と言われたら、「そうなんですね」とは決して答えず、「それ、どんなお仕事をしているんですか?」と聞くことです。最初の質問、「どんなお仕事をしているんですか?」と全く同じですが、気にしてはいけません。
「どんなお仕事をしているんですか?」
「○○部隊です」
「それ、どんなお仕事をしているんですか?」
という会話では、何の進展もないように感じてしまいますが、ここが重要なんです。分かりにくい自衛隊のお仕事を知るためには、ちょっとずつちょっとずつ掘り下げていかないと何も分からないままになってしまうんです。分かったつもりでも誤解が生じてしまい、キャッチボールが上手くできないままで「会話が続かなかった」という結果になってしまうんです。

何が分からないかが分からない自衛官

「どんなお仕事をしているんですか?」
「化学部隊です」
「化学部隊ってどんなお仕事をしているんですか?」
「除染作業をしたりします」
「除染作業ってどういうものですか?」
……とてもまどろっこしい会話ですよね(笑)。私もこんな会話が近くで繰り広げられていたら、「あーもう!最初から『有毒な物質を取り除く仕事をしています』くらい親切な返答すればいいじゃん!」とイライラしてしまうのですが、でも仕方がないんです。だって自衛官は毎日毎日この「分かりにくいお仕事」をしているので。そのお仕事が当たり前になりすぎて、「一般女性にとって何が分からないのか」が分からないので。

仕事を知って、相手を知ろう!

ということで、今回のまとめ。
①自衛官との会話に困ったら、「どんなお仕事をしているんですか?」
これで「超戦いそうな部隊」だと感じたら、お相手が女性慣れしていないタイプの可能性が高いです。「会話が続かなくて当然なんだ」と安心しましょう。そして、
②しつこく、しつこく、「どんなお仕事をしているんですか?」
自衛官は、どう答えれば一般女性に伝わるのかが分かっていません。もちろん、この辺りも心得た会話の上手な自衛官もいなくはないのですが、圧倒的に少ないです。「化学」「通信」のような見知った単語が出てきても、しつこく、しつこく、「どんなお仕事をしているんですか?」「それはどんなお仕事ですか?」と聞き続けましょう。
とっても分かりにくい自衛隊のお仕事。でも、詳しく聞いてみると「へー!そんなお仕事があるんだ!」と面白い発見がいっぱいです。そのお仕事を知るうちに、相手の考え方や人柄も少しずつ見えてきて、お互いの距離も縮まっていくと思いますよ!

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